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【青カビチーズに合うワインは?種類別に紹介!】

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ブルーチーズは、ワインとのマッチングさせるには基本的に口当たりが強い味のあるものがよく選ばれます。 白がとてもよく合うものです。 甘さのあるデザートワインやポートワイン、マスカット系ワイン、トカイワイン、貴腐ワインなどの風味、アルコールが強化なワインは、塩味の強い辛味のあるブルーチーズの完璧なパートナーといえます。
逆に赤ワインはチーズの酸味と味でタンニンと酸を増強する赤ワインのワインの風味を薄っぺくさせてしまうのです。
具体的に紹介していきます。
●ロックフォール
食べた後の後味もそしてにおいもかなり強烈。しかしそのファンもとても多いチーズです。
・・・・貴腐ワインといえば甘さがさらっとしてるソーテルヌ。そしてフランス・ボルドーのグラーヴ・シュペリュールです。 この二つのワインならば強烈な存在感のあるこのチーズをも優しく包み込むことでしょう。
●ゴルゴンゾーラ
いわずとしれた青かびチーズの代表で、チーズの濃厚さと匂いともに強烈なチーズです。
・・・・このチーズに合うものはソーヴィニヨンブラン。青草の匂いと評されるこのワインはぶどうの若さからその匂いが封じ込められています。 そのさわやかさがチーズの匂いをほのかに和らげてくれているともいえます。また軽さが濃厚なチーズの風味も損なうことを防いでいるようです。
●スティルトン
ブルーチーズの行き着く嗜好着地点のチーズとも言われているものですが、その個性ゆえに食し方も限定されてきてしまうことでしょう。 通になればなるほどどんな料理にも入れたくなるといいます。
・・・・なれた人でもワインとあわせるより炭酸系のドリンクや紅茶で流してしまうものですが、チーズ以上に個性的なオーストラリア産のスタントン・アンド・キルリーン、いわゆるのマスカットの酒精強化ワインならばおいしくいただけるはずです。 よくポートワインがあうというのはつまりこの個性強いブルーチーズを中和させることができるからなのでしょう。
●カンボゾーラ
カンボゾラは白いカビとブルーチーズのドイツの雑種で、カマンベールとゴルゴンゾラのブレンドです。 カマンベールのような柔らかさとクリーミーな質感とゴルゴンゾラの特徴を併せ持っています。
・・・・マイルドな部分が強調されているゆえに、赤ワインともマッチします。 試してみて欲しいのはわが国山梨産のマスカット・ベーリーAです。果実味および匂いが強く、渋みや酸味は弱いが甘いワインで、渋さも充分あるためにカマンベールの味わいにも、ブルーチーズの風味にもマッチするワインです。
●フルム ダンベール
熟成がすすむとチーズの外皮が硬く黄色に変色してきますが、若いうちのフルムダンベールは良質な牛乳の風味を充分に持たせています。 クリーミーかつ濃厚さに特徴があります。
・・・・真っ先に思い浮かぶのがシャトー・モン・ロックではないでしょうか?しかしこれは熟成がかなり進んだ時に一緒に食すといった場合にぴったりなのです。 フランスブルゴーニュやシャンパーニュ産のシャルドネ。リンゴやトロピカルフルーツの熟したような香りとスッキリした酸味がこのチーズ全般にあいます。
●キャステロブルー
滑らかでクリーミーな味わいの特徴を持つカステロブルー。 はっきりとしていながらも後味にすこし苦さがでます。成熟したものはグレープフルーツを思うい浮かべるかも知れません。
・・・・イタリアはシチリア産のサンタテレザ チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアやチリ産のルイス・フェリペ・エドワーズなどの赤ワインが合うようです。
●ハーボーンブルー
こちらは山羊の乳からつくったまだ歴史の浅いイギリスのチーズです。塩気は少なくそれでいて、山羊の臭みなど全く感じさせない甘めのブルーチーズ。
・・・・スペイン産ののムスカ ドルス ナチュラリー デザートワイン。あるいはフロリダ産のムスカディーヌ・ホワイト・デザート・ワイン 甘みのあるそれでいてフレッシュさのあるワインはこのチーズをクセにさせることでしょう。
以上試して楽しい青カビチーズとワインとの組み合わせでした。
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