【小説の書き方】パソコンで書くメリットって?

小説
markusspiske / Pixabay

目次

●始めに

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小説の書き方に決まった形式のようなものはありません。ただし合理的に作業を進める方法は確実に存在します。その一つに『パソコンで小説を書く』というものがあります。何故、パソコンで小説を書くと合理的なのか、この記事ではその理由を詳しく解説していきます。もちろん自分にはパソコンで書くメリットは見つからないと思う方にも納得できるように書いていくつもりです。

ただし最終的に決めるのは自分です。

自分が一番書きやすい書き方されるのがベストなのではないでしょうか。ただし絶対にパソコンでは書かないと切り捨てるのはもったいないです。私自身は創作に正解などないと考える方なので、一つの方法に固執するのではなく様々方法を試すのがいいのではないでしょうか。その一つとしての『パソコンで小説を書く』というものも視野に入れて執筆活動を楽しんで頂ければと思います。

では始めます。

●メリット、その一……、文字入力が単純に早くできる

スマホや携帯で書くよりも数段早く文章を打てます。私が知っているプロの方は3時間で1万文字を書き上げています。1時間3千文字強の計算です。無論、プロの方ですので本文を書き上げるのはもちろん、推敲と誤字脱字チェックを含めての計算です。なので正味2時間で1万文字入力すると考えた方がいいです。そうなると1時間5千文字の計算です。もはや正気の沙汰ではなく、さすが文章で生活を成り立たせているプロなんだなあと感心しきりです。

ちなみに私自身は3時間で5千文字程度でしょうか。

もちろん推敲と誤字脱字チェックを含めての計算です。只今、自分のブラインドタッチを見直し中で、この見直しが終われば、多分、3時間で7千文字くらいは書けるようになるのではないでしょうか。この文字数が多いと考えるか、はたまたスマホや携帯で入力した方が早いよと考えるかは私自身には計りきれない計算ではありますが。

●メリット、その二……、常時ネットに接続されている

もちろんスマホや携帯でもネットに接続できますが、スマホや携帯ではネットの検索が大幅に遅れます。接続環境(※データ転送量)がスマホや携帯では重く感じてしまうのです。その点、パソコンではサクサク検索できます。特に大きな力を発揮するのがウィキペディア検索で約3秒ほどで目的の検索が終了します。ネットへの接続が早いという事はウィキペディアの内容を精査する時間が多くとれるという事です。ウィキペディアからの情報は基本ウソや信用のならない情報が多いです。その情報をよく読んで咀嚼する時間が多くとれるのが大きなメリットだと考えています。もちろん辞書などを検索する時間は約1秒ほどで終了します。スマホや携帯では3~5秒くらいかかるのではないでしょうか。

一回一回の差異は2~4秒ほどですが、何回も辞書を調べれば大きな違いとなってきます。

●メリット、その三……、ATOKなど日本語変換システムの機能が充実している

これも小さなメリットですが、大きな違いを生みます。ATOKユーザの私は特に漢字の意味を日本語変換システムで確認できる機能を重宝しています。例えば『計る』と『図る』や『測る』の違いが日本語変換システム上で全て分かります。もちろんネットで辞書を調べれば事足りるのですが、一回調べるのに3~5秒という時間がかかってしまうのは頂けません。その点、パソコンでは変換時に意味を確認できるので漢字の誤用などを簡単に防げます。無論、最近の日本語変換システムはスマホや携帯によく見られる予測変換すら搭載していまして、予測変換した文字の意味も一発で分かる新設設計です。私自身がパソコンを使って小説を書く事が止められない一つの理由ですね。

●メリット、その四……、充電を気にせず小説に没頭できる

スマホや携帯ではどうしても充電量が気になってしまって悪くすると充電したまま小説を書くという状況になります。もちろんノートパソコンの場合、充電量は気になる点ですが、ディスクトップではまったくのストレスフリーです。音楽をかけて様々なWebページを開き、作業していてもパソコンの電源を落とさない限り、半永久的に小説を書き続ける事ができます。思うのですが、プロの小説家は1日のうち8時間~12時間位は小説を書く時間に充てているのではないでしょうか。その時に充電量が気になり(※あるいはデータ使用量が気になり)イライラするのは仕事として小説を書く上では大きなデメリットではないかと考えます。

●メリット、その五……、ネットへの接続料が安い

スマホや携帯はどうしてもネットに接続する料金が高くなってしまいます。小説を書く場合、自分が書く小説でのギミックが果たしてどういった意味を持っていてどういった結果をもたらすのか、念入りに調べる必要性に迫られる場合が往々にしてあります。その場合、多い時で5~7サイト位は調べて小説を執筆します。それでもいまいち自分の中で納得できない場合は更に追加して3サイト位調べます。するとデータ転送量は膨大な数値になり、スマホや携帯では経費がかかりすぎて商売で文章を書く場合、不利と言ってしまっても差し支えがないのではないでしょうか。無論、この先、スマホの利用状況やサービスが変化していき、スマホで書いた方が経費がかからないのであれば考え直しますが、現状、パソコンで書いた方が遙かに経費が安くつくのは大きな魅力です。

●メリット、その六……、使用アプリの入力支援機能が便利

私は小説の執筆に一太郎2017を使っているのですが、機能が充実しており総文字数を調べるのが簡単であったり、入力ミスを補正してくれる機能やタブで多くの章をワンクリックで切り替えられます。無論、スマホや携帯にはない1ページ(※1画面)で他サイトを開きつつ一太郎を起動して他サイト見ながら書くという離れ業も可能です。無論、一太郎自体でも1ウィンドウで3つのウィンドウを開いており、本文とキャラ設定、そしてプロットを表示したまま執筆活動しています。

それから地味にカット&ペーストが容易に出来るのも大きなメリットでしょうか。

●まとめ

ここまで『パソコンで小説を書く』メリットを書いてきましたが、逆にスマホや携帯の強い分野もあります。例えばスマホや携帯で小説を書く場合、場所を選ばないというものがあります。無論、ノートパソコンも場所を選ばないのですが、それでもスマホや携帯には大きく及ばないでしょう。なにせスマホや携帯ではお風呂の中でも執筆活動が可能ですし、仕事の合間や移動時間のわずかな隙間時間での執筆も可能だからです。なので一概にパソコンで小説を書いた方が便利なのだとは決して言えないでしょう。

ただしほとんどのプロの方はパソコンを使っているのだという確固たる現実があります。

それは結局純粋に文章を書くという事に対してパソコンとはスマホや携帯よりも便利であり、かつ、かかる費用も安くつくというコストパフォーマンスからくるものだと考えています。なのでパソコンで書くメリットを見つけられない人もパソコンは苦手だと切り捨てるのではなく、一度パソコンというものを見直してみてはどうでしょうか。

少なくとも私はそう思います。

では。

【小説の書き方】パソコンで書くメリットって? 、了。

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