FP3級技能検定はFP2級と比べると、入門者レベルの易しい試験内容になっています。
合格基準は、学科試験については60点満点で36点以上、実技試験は100点満点で60点以上(金財は50点満点で30点以上)、つまり、学科試験、実技試験とも、合格するには6割以上の得点が必要になります。
目次
FP3級の難易度はそれほど難しいものではない
FP3級技能検定の難易度が易しいとはいえ、扱う分野が広いのである程度勉強しなければ合格はありえません。
学科試験は6分野から出題され、実技試験も5分野~6分野あります。包括的に得点できる方はいいのですが、多くの方は得意分野と苦手分野が出てくるものです。
リピートになりますが、FP3級技能検定は6割以上の得点で合格ですので、得意分野をすくなくとも3つ作ることを目標にして勉強していきましょう。そうすれば、合格にぐっと近づくこと間違いなしです。
また、実務経験がない人が学習する場合、ファイナンシャルに対してイメージが掴みにくいのが最大の問題です。
普段から経済ニュースを見たり、新聞や金融機関のパンフレットを読んだりする習慣を身につけておくと得意分野が広がっていきます。
得意分野で必ず得点できるように過去問などを利用して攻略していきましょう。
FP3級の合格率は?
FP技能検定の初級であることもあり、合格率は比較的高く、50%~70%の高さで推移しています。
ちなみに、2018年1月に実施された3級FP技能検定試験結果(合格率)は、学科試験と実技試験(資産設計提案業務)で79.75%です。
約8割近くの方が合格していることになります。
当初の受験者層は、銀行や保険などの金融機関勤務の受験生が多かったのに対し、現在では専業主婦や学生などの受検も増えてきたため、合格率は低くなることもありますが、それでも高い水準の合格率になっています。
また、FP資格を取得することによって、証券会社や保険会社などの金融機関へ就職する時に積極性を示すアピールポイントの一つになると考えられます。
近年では、大学の就職活動前にFPの資格を取得する学生や、内定から卒業するまでの間に取得を目指す学生も増えており、資格取得のために支援をする大学も増えてきました。
金融機関へ就職する以外でも、FP資格では、キャッシュフロー表の作成や源泉徴収票の見方など、社会人として知っておいて得する情報も多く勉強します。
社会に出る前の準備の一つとして大いに役立つ資格です。
テキストや問題集を購入しての独学でも十分に対応できる国家資格ですので、ファイナンシャルについて学んでみたい方は気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
FP3級を取得するために勉強時間はどのくらい必要?
インターネット上で「FP3級の資格取得のために勉強時間はどれくらい必要?」と検索してみると、1日のみから30時間~100時間とさまざまです。
あくまでも、個人の意見であって鵜呑みにしてしまっては落ちてしまうこともあります。
FPの出題範囲に知識を持っている方なら、勉強時間は少なくて済みますし、まったくの初心者であれば最低2ヶ月あれば合格の可能性は十分にありえます。
合格するために勉強する時間は受験者の能力によって変わってきますので、実務経験がない方やFPの知識が少ない方は、最低2ヶ月間、基本的に毎日30分間は勉強したほうがよいでしょう。
決して難しい資格ではないので、合格するための準備をコツコツと積み上げていくのが最短ルートです。
また、社会人や専業主婦など、勉強する時間が限られている方は、通勤時間、もしくは就寝前などの「こまぎれ時間」をうまく活用してみましょう。
10分あれば過去問を数問解くことは可能ですし、スマホの過去問アプリをインストールしておけば片手で問題を解くことができます。
学生など時間が多く取れる方は、油断をしないように、図書館や自習室で勉強してみるなど環境を変えるようにしましょう。
「ファイナンシャルプランナー3級の難易度は?合格率は?勉強時間はどのくらい必要?」まとめ
・FP3級の難易度は入門者レベルの易しい試験 ・FP3級の合格率は50~70%と高く推移している ・FP3級の勉強時間は人それぞれ
FP資格は、わたしたちの普段の生活や社会人の基礎知識としても役に立つことが多い国家資格です。
お金に関する知識を深めたい方はぜひ気軽にチャレンジしてみましょう。
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