カマンベールチーズは認知症予防に効果があるって本当?

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認知症の中で発症率が圧倒的に女性に多いといわれる脳の病気、アルツハイマー型認知症。

この病気を根本的に直す手段や抜本的に改善させる方法はまだまだ研究段階だといわれています。

さらに、その原因そもそもが分かってはいないといわれます。

しかし、どのような過程を経て病状が進行していくのかはかなり分かってきました。

脳内で起るタンパク質異常が直接脳の神経細胞を破壊してしまうということです。

壊された部位が海馬という短期的な記憶をつかさどる領域から始まるので、ちょっとしたことが分からなくなったり、物忘れが増えたりという症状がでるのです。

さらに細胞破壊が行われれば記憶障害ばかりでなく、脳内全体に広がり脳萎縮になり知能、行動が制御され、身体の自立機能がままらなくなり結果死にいたるというわけです。

この怖い病、実際にはアミロイドβと呼ばれるタンパク質が脳の神経周辺にたまり出すことが原因の一つといわれています。

しかし、新薬を含めアルツハイマーへの抑制は原因が解明され続けていますからこれからも期待が持てます。

脳のアミロイドβを取り除いたり、蓄積するのを防いだりすればいいのですから。

目次

カマンベールチーズ認知症予防に効果が期待できるのか?

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昨今話題になっていますが、実は、自然な改善予防の方法を加速させてくれそうなものが、チーズの中のカマンベールチーズです。

カマンベールチーズの中に含まれる成分、オレイン酸アミドおよびデヒドロエルゴステロールがなんと、アミロイドβを減らしてくれるのが分かったのです。

それはミクログリアという細胞が深く関わっていています。実はこの細胞が神経にまとわりついたたんぱく質のアミロイドβを掃除してくれるわけです。

このミクログロリアをどんどん活発にしていくことでダメージを受けている神経を元気にしているという。

さらに分かっていることといえば海馬の炎症を抑えられたり、その海馬領域の神経栄養因子としても注目されているそうです。

カマンベールはAOCがないため様々な製品がすでにあり製法が同じであっても状態や味も全て異なっています。

ゆえに一概にどのメーカーのものがというわけではありませんが、他のナチュラルチーズやカマンベールチーズの元になったブリーチーズなどよりははるかに期待できる食べ物といえます。

それは発酵乳製品の中でも製造過程でオレイン酸が多くでてくるからではないでしょうか。

またこのチーズには人間の体内でつくることができない、必須脂肪酸であるリノール酸およびリノレン酸も含まれているという嬉しい元気の源ともいえます。

体や脳をより活性化させるためにも積極的に摂りたくなる食物です。

その他に注目されている食品

ヤマブシタケ

昨今話題になったのがヤマブシタケという種類のキノコを摂取することでアルツハイマー予防を実現したいというものがあります。

これはヤマブシタケがもっているヘリセノンDそしてエリナシンCという物質が脳の神経細胞成長因子を促してくれるというものです。

つまり、野菜で言えば充分な肥料にあたるものです。強い脳細胞、脳神経になるために栄養を与えるという考えは理にかなっています。

ヤマブシタケは標高のある場所のクヌギやコナラなどの立ち枯れの木によくなるのですが発生率が少ないので天然物は手に入りにくいです。

しかし、現在では栽培開発が進みスーパーでも入手可能です。ですので栽培キノコと言えども成分などは野生物とかわりません。

また、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)のような不飽和脂肪酸を多く持つ通称ヒカリモノといわれる青魚をたべることで、神経を更に元気に出来るといわれています。

これらは薬ではなく自然療法、つまり摂取することで改善予防というものを促すことです。

サバやサンマ、イワシにニシン、アジなど煮るより焼くなどが養分を十分に取れるそうです。

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