小説の書き方にルールってあるの?



【小説の書き方にルールってあるの?】

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始めに言っておきます。小説の書き方にルールというものは存在しません。唯一のルールというか根源的な解答はあります。各々各自の書きやすい書き方で書けばいいというものです。無論、プロットをかっちりと立ててキャラ設定を練り、十二分に準備をして書く書き手さんもいれば、なにも準備せずにノリと勢いで書く書き手さんもいます。どちらが正解でどちらが不正解というというものでもありません。

ただし個人としての正解、つまり自分で自分に課す書き方は存在します。

今回はそんな私が私に課す書き方を少しだけ紹介していきたいです。無論、ここに書いた書き方のルールは小説を書きたいが、どうやって書き始めればいいのか分からない方達の為にの一つの解答例に過ぎません。なので、この通りに書けば小説が書けるというものではありません。飽くまで一つの方法論なので、そう心にとめてお聞き下されば幸いです。

●その一、キャラ設定を練る

プロットを立てる前にキャラ設定を念入りに書きましょう。名前、年齢、性別、性格や設定だけではなく、もう少し詳しく口癖や自称や他称、そして性格や設定を四つくらい書く気概で書いていくといいです。もちろん見た目の画像を貼り付け、着ている服や容姿なども設定しておくとベターでしょう。信条なども書いておくといいですね。文字数で言うと2000文字位は書きましょう。ともかくキャラさえ立っていればある程度プロットがヘタレていてもなんとかなるものです。キャラ設定は入念に時間をかけて書く事をおすすめします。

●その二、プロットを立てる

プロットは短編小説を書くつもりで細かく書いていきましょう。目安として50000文字の小説を書こうと思った場合は200分の1である250文字位の短編小説を書きましょう。100000文字を目指すのであれば500文字という計算です。このプロットを立てる段階で伏線と伏線回収をきっちりと書いておきます。ここで伏線と伏線の回収をきちんと書いておくとあとあと本文を書くときに大いに役に立ってくれ、上手く伏線が張れるようになるでしょう。ただしキャラの心情や見た目などの文言は極力省いてすっきりしたものを目指しましょう。本文を書くときにプロットがごちゃごちゃしていると迷いますので。

●その三、詳細プロットを書く

プロットを立てたあとは詳細プロットも書いておくといいでしょう。この詳細プロットというものはプロットの中の一エピソードを書く時に使うプロットです。こちらはエピソードで目指す文字数の20分の1位の文量を目指すといいです。30000文字であれば1500文字位ですね。プロットよりもある程度詳しく書く計算です。そうしてエピソードに盛り込むテーマとドラマを設定してやります。テーマとはエピソード全体に流れる作者の言いたい事でドラマとはどういった流れでどういったオチを付けるのかといったエピソード自体を作り上げる展開とお話の盛り上がりです。

●その四、本文を書く

本文を書くときの注意事項は、とにかくキャラに寄り添う事。今までプロットと詳細プロットを書いてありますので本文を書くときはキャラだけに注視できる状況を作り上げてあります。なのでその他諸々はすべてプロット達に任せるとして、ともかくキャラが崩れないようにキャラになりきり、本文を書いていくといいでしょう。台詞回しや心理描写、そして情景描写などキャラに関わるもの全てに神経を行き届かせて、終始一貫してキャラを作り上げていけば、その作品の八割は成功したと言えましょう。無論、本文を書いているときに思いついた伏線などはプロット(※詳細プロットではない)に書き加えるようにして忘れないようにしておきましょう。そうしておくと伏線回収を忘れてしまうという凡ミスを防ぐ事ができます。もちろん新たな展開やドラマを思いついた場合も詳細プロットと相談しつつ整合性に抵触しない範囲で盛り込んでいきましょう。

●その五、推敲

誤字脱字チェックの前に推敲を済ましておきましょう。推敲の前に誤字脱字をチェックすると推敲で書き直した箇所が誤字脱字になる可能性があります。なので誤字脱字のチェックの前に推敲して置く事をおすすめします。ただよく聞く話なのですが、推敲とは何をするべきかを分からない人が多くいます。推敲とはプロットと詳細プロット、そしてキャラ設定を本文と見比べて矛盾した箇所がないかをチェックする行為です。つまり本文を書くときに注意したキャラを更に見返してキャラが崩れていないかチェックする事と詳細プロットとの展開やドラマ対しての矛盾点を直す事、そして伏線を貼り忘れてないか、回収すべき伏線を回収し忘れていないかのチェックをする事です。初めて小説を書く場合はどうしてもこの推敲が上手くできない場合が多々ありますが、できるだけミスを撲滅するように心がけましょう。

●その六、誤字脱字のチェック

最後に誤字脱字チェックです。こちらは完全に作業となります。なので日頃からの訓練がものを言う行為です。市販の新聞や雑誌を読んで誤字脱字チェックの繰り返していれば自ずと自分の目は鍛えられていくでしょう。ただし作業と言ってもこの誤字脱字チェックこそ大事な作業はなく、例えば仮に文学賞に小説を送りたいと思っている場合、誤字脱字チェックのチェック漏れで選外になる場合も多々あります。なので、いくら作業と言えど気合いをいれてチェックしましょう。誤字脱字は小説を書く上で一番恥ずべき行為だと肝に銘じておきましょう。あと意外と抜けがちなのですが、誤字脱字ではなく、漢字の誤用にも気をつけたいですね。

●まとめ

さてここまで私の小説の書き方を箇条書きにしてまいりました。私自身はこうして小説を書いております。もちろんいつもいつもこの通りに書いているわけでもなく、たまには詳細プロットを書かなかったり、下手をすればプロットすら立てずに書く場合も往々にしてあります。無論、逆に詳細プロットの更に詳細なものを書いたりもしますし、私自身でもこの定理に沿って書いてはいません。なので、各人おのおの方が、自分の書きやすい書き方というものを確立して書いていくのがいいのではないでしょうか。少なくとも創作というものに正解というものはないのですから。

皆様の楽しき創作ライフの一助になる事を祈りながら。

小説の書き方にルールってあるの? 、了。

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