【小説】応募原稿の書き方



【小説】応募原稿の書き方

FirmBee / Pixabay

ここ最近、小説を沢山賞に応募しているんですが、ふっと疑問に思った応募原稿の書き方についてまとめていきたいと思いました。特に初心者の方が陥りがちの失敗に焦点を当てて注意事項を書きだしていきます。この書き方を読んで賞に応募する人が増えれば小説界も活気が出て良き作品が世に出る事となり、私自身も嬉しいので、いっちょ気合いを入れて書いていきたいと思います。

●ページ番号

ページ番号は原稿の左下に入るように設定しておきます。ページ番号がないと万が一に散らばってしまった場合、元通りに並べる事が出来なくなってしまいます。その場合、選考から漏れてしまう恐れがあります。なのでページ番号の挿入は応募要項に書かれていなくても挿入するようにしましょう。

ここで注意すべき点は表紙やプロフィール、そしてあらすじにはページ番号を振らない事です。これらを記載したページは本文ではないのでページ番号を挿入すると選考する選考委員に悪印象を与えてしまいます。なので気をつけましょう。

●ふりがな

新人賞選考委員の方達は文章を読むプロです。そしてふりがなは一般読者の為にふるものです。なので応募原稿には読み方の難しい漢字でもふりがなをふらないようにしましょう。ふりがなの多用はプロに対して失礼にあたります。

ここで注意すべき点はキャラクターの名前にはふりがなをふるのを忘れない事。

登場人物の名前は当て字など他人には分らないものなので、いくら選考委員の方達が文章を読むプロだとしても読めない場合が往々にしてあるからです。それから世界観による特別な読み方をするものにもふりがなをふりましょう。特殊な設定の文言は他人が読んで読めないものでありますから当然といえば当然なのかもしれません。

●ワープロ原稿について

応募する新人賞にもよりますが、ここでは大方の新人賞に通用するお薦めする書き方の一例を記しておきます。なので正しい書き方は応募する新人賞の応募要項を必ず精査して応募する新人賞に合った書き方をしましょう。

行数(横)40行、字数30文字(縦)、文字サイズ12で右上にとじ穴を設定。

これが一般的な原稿の書き方です。

ワープロ原稿は印刷物です。印刷する用紙にも注意しましょう。まず感熱紙などには印刷してはいけません。感熱紙は時間が経つと薄くぼやけてきますし、熱を受けると真っ黒になるので選考に何ヶ月もかかると劣化する恐れがあります。もちろん感熱紙の使用は応募要項で禁止されている事が往々にしてありますから注意して下さい。

一番お薦めなのがA4判の白いコピー用紙であります。用紙を横に設定して印字する本文は縦に設定して印刷するのが一般的であります。

フォントの大きさについては最低10で出来るだけ大きく設定するのが一般的です。選考委員の方達がいくらプロだとしても、あまりにも小さな字ですと読むのだけに苦労して肝心の本文を読み取るのが疎かになる危険性があるからです。

余白に関しては全ての余白を20ミリ以上に設定します。何故20ミリなのかというと10ミリでは余白が余白として機能しません。なので最低20ミリの設定で右側の余白は左側より多くとり、上側の余白は下側より多くとればバランスがいいと言えるでしょう。

行間は2ミリくらいがベスト。行間をあけすぎると読みにくい文章になりますし、逆に詰めすぎると横にも読めてしまうので選考委員の方達が困ってしまいます。書体はで日本語として綺麗に読める為にも明朝体に設定しておきましょう。そしてページ番号の文字サイズは本文が12の場合、少し小さくして10くらいがお薦めです。

●手書き原稿

手書き原稿はなにをいっても読みやすい文字を心がける事にあります。読みやすい字を書いた上で応募する新人賞の応募要項を精査してから原稿に向かいましょう。ここで紹介するのはお薦めの応募一例なので注意して下さい。

原稿用紙は一般に流通している400字詰め原稿用紙(A4判)を使います。筆記に関しては万年筆や黒のボールペン。くどいようですが、読みやすい書体と文字を心がけましょう。そして原稿をコピーしたものを送るのは止めましょう。なにより非礼で選考委員の方達の印象も決していいものにはなりません。

●封筒

原稿を封入する封筒には宛名と出版社に届いた一般の郵便物の区別を付ける為に赤文字で書いた応募先新人賞の「第○回○○○賞 応募原稿 在中」と書きます。もちろん宛名には必ず「御中」を付けておきます。裏面には自分の住所や名前、そして作品名を書いておく事をお薦めします。

封筒のサイズは原稿よりも少し大きめのものを選び、小説で封筒が厚くなってしまう場合はサイズの調整がきくマチ付き封筒を使いましょう。

●表紙

表紙には作品のタイトルと氏名(※ペンネーム)、そして「○回○○○賞応募作品」、最後に総ページ数を書きます。氏名(※ペンネーム)が特別な読み方をする場合はふりがなもふっておきましょう。原稿は封筒は別に裸のままで管理される事がしてあります。応募要項に表紙の作成が書かれていない場合でも他の作品と区別がし易いよう表紙を作成して添付しておく事をお薦めします。

●プロフィール

プロフィールに書くべき事を列挙しておきます。これらは飽くまで一例ですので各々書くべき事が思いついた場合には書き加えてプロフィールを作る事をお薦めします。

①郵便番号

②住所

③氏名(※ここではペンネームを書かずに本名にする)

④生年月日

⑤年齢

⑥性別

⑦電話番号

⑧PCや携帯(※スマホ)などのメールアドレス

⑨略歴

大方、これ位書いておけばいいです。

ただし上記に挙げたプロフィールは、たとえ応募要項に書いてなくても記入して本文に添付しておきましょう。どこの誰から来たのか分らなければせっかく受賞しても選考員の方から連絡のとりようがありません。

そして、これも繰り返しになりますが、氏名には必ずふりがなを入れておきましょう。名前が読めない事は多々ありますので。最後に略歴は大雑把で書く事が思い浮かばないと思われがちですが、最終学歴と現在の職業くらいは書いておきましょう。

●まとめ

小説の賞に作品を送る場合、ある程度はありません。表紙やプロフィール、ともしすれば封筒に書く宛名に至るまで神経を張り巡らせて誤字脱字のないように気をつけましょう。作品はもちろん、宛名なども自分の実力を示す名刺ですので気合いを入れて書きましょう。

せっかくの面白い作品を誤字脱字で台無しにするのはもったいないですからね。

最後まで気を抜かないようチェックする事をお薦めします。

【小説】応募原稿の書き方、了。

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